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INTA 旧会員インタビュー


INTA 国際ナチュラルセラピー協会では、旧会員さんが日頃ナチュラルセラピーをお仕事に取り入れていらっしゃるご様子をインタビュー形式でお届けしていきます。



【コルズ純子さんとの対談】
第3回:今後の病院看護でのアロマ活用の展開と純子さんの夢

神戸海星病院ご勤務の看護師さん、コルズ純子さんとのお話を3回に渡ってお届けしております。
第1回は、純子さんのプロフィールや病院看護にアロマを取り入れたキッカケについてお話しいただき、
第2回では、病院看護でのアロマを活用されているご様子についてお話しいただきました。



■ところで昭子さんはどのようにしてアロマの勉強をしておられますか。 アロマに興味を持ったきっかけは何ですか?私もちょっと聞いてみたくなりました。

●私の場合はアロマの初心者のままE-ConceptionやINTAで働き始めたので、もっぱら福島さんから、また、お客様からの質問を通して 勉強している状態です。やはり、実際に使ったり作ったりしないと覚えませんので、E-Conceptionで材料があるものは作って体験しました。体験するのは、大切な事ですね。

アロマと最初に出会ったのは、NYに住む友人を訪ねた際、紅茶をいただいた時のこと。 友人が紅茶にローズぺタルを浮かべ、ローズウォーターを垂らして出してくれたのがキッカケです。とても印象的だったので、NYでアロマウォーターを買って持ちかえりました。それを部屋にスプレーしたり、調理に使っていました。15年ほど前です。

今の日常的なクレイや精油を使う生活は、7年前に突然全身アトピーになったことがきっかけになりました。 全身炎症状態だったのと、暑さに弱かったので、ベビーパウダーを手作りしようと精油を買ったのが最初です。 精油を探しながらE-Conceptionと出会ったのですが、最初は布ナプを購入してました。 病中、時間のある時にHPを見るのが楽しかったので、少し回復してきた頃から主にクレイを使い始めました。 精油を気軽に使うようになったのは、この2年くらいでしょうか。現在はアトピーもアレルギーも全くない状態になっております。(^^;)

■内服はまだ試みたことがないのですが、そういう使い方もあるのですね。ちょっと驚きました。

●さて、今後、純子さんは病院内でアロマやアロマから派生すること等で、どういう展開をしていきたいとお考えになっていますか。是非お聞かせ下さい。

■病院内でのアロマは代替療法を中心に行っている病院でない限り、限界があると感じています。
アロマによって自分自身が随分癒されたと感じているし、やはり癒しを求めるナースがとっても多いのです。 今の時代がそうなのかも知れませんが、私自身を含め仕事そのものは好きだけど、とにかく疲れたナースが多いですね。


●病院でのお勤めは、心身ともに大変なお仕事だと思います。 患者さんの容態によっては 休む間もないこともおありだと思いますし。

●現在は、ナースさんご自身へのアロマの使用は、その方個人個人により違うかもしれませんが、院内ではどのように利用されているのでしょう。例えば、病院のスタッフさん専用の薬箱の中に入っていて、ご利用されているとか。。

■個人的にナースが使用する場合は病棟ではなく自宅が多いので、私がアロマ講習を行って、アロマの基礎知識や使用上の注意を知ってもらった上で精油を購入しています。今はアロマショップも神戸にあちこちあるので自分で購入したり頼まれれば私が一緒に購入したりしています。
私が時々ハンドクリームや乳液を作ったときは、喜んでみんな使っています。 これは手洗い後に使いやすいように流しの横に置いています。 人数が多いので(30人)作ってもすぐになくなるので追いつきませんが。


●そうですか。純子さんがおっしゃる「癒し」とういうのは、そういう日々のアロマというレベルとは違う、もっと大きな意味での総合的なもののようですね。

■そこへ行けば心身共に癒されるようなスペース作り、もちろんアロマもその一部ですが、そういうスペース作りが私の夢なんです。

●素敵な夢ですね。
「心身ともに癒されるスペース」というのは、看護師さんのための空間を考えていらっしゃるのですか、それとも、患者さん看護師さんを問わず、というイメージでしょうか。 あるいは、病院とは違うスペースというイメージかしら?

■これについてはいろいろ考えるんです。病院の中にそういうスペースがあれば、患者様やご家族、ナースをはじめ病院スタッフにも開かれたものになるし。とか、いや、やはり対象は問わず、病院にこだわらなくてもいいのか、とかまだ漠然としているのが現状なんです。
こうして書いていてもまだイメージが定まっていないことが分かります。 ただ分かっていることは心身共に疲れた人達がそこに来れば落ち着いて癒されるスペース作りなんです。そういう私自身が一番必要としているような気もします。。

オーストラリアでできたらすばらしいと思いますが、現実はどうなんでしょうか。。


●そうですね。。。福島とも、「ここに来れば心身ともに癒される」という場を提供したいね、 という話はよくしています。
将来的にはINTAでそういうツアーのようなものを企画していきたいと思います。

■すばらしいですね、楽しみにしています。私も何らかの形で参加できたら嬉しいです。

● 今回は貴重なお話をお聞かせくださって、ありがとうございました!



★ インタビュアー矢野昭子のひと言
夜勤などもあり、お忙しい中、お時間を取って頂き、本当にありがとうございました。
人間がとっても弱っている時期を過ごす事の多い病院ですが、その中でアロマというツールを使い、患者さんと共に出来るだけ心地よく過ごしたいという純子さんの想いを強く感じたインタビューでした。
「そこへ行けば心身共に癒されるようなスペース作り」という純子さんの夢、私もとても楽しみです。



次回は、ゴールドコーストのリゾートホテル内で、Future Therapyというマッサージサロンを経営される松本さんご夫妻です。お楽しみに!

感想、ご意見などメール info@inta-j.org にてお気軽にお聞かせ下さい。
また、INTA会員さんで対談ご希望の方、大歓迎です。

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